英国Savile Rowで経験を積み、現在は”フミヤ ヒラノ ビスポーク” マスターテーラーとして腕を振るう平野史也氏が手掛ける、トラウザー専門 Fumiya Hirano THE TROUSERS。
待望の自分用裾上げが上がってきて履いてみておりますが、今まで経験した中で一番美しいシルエット、英国ビスポークのお堅い感じはあまりなく、美しい造形が得意なイタリアンサルトに通ずるエレガントさを感じます。
チョイスしたのが “Savile Row” という一番ワタリ幅のあるテーパーがキツいモデルで、ビスポーク由来のパターンと技術、そして工場の機械プレスに頼らないアトリエで手作業で行うプレスも活きた、迫力あるドレープで美しいフォルムのトラウザー。
生地は英国毛織物産業の中心地 ハダスフィールドに籍を置く、フォーマルからカジュアルまで信頼の厚いDugdale Bro & COの深みのあるウール。
懐かしさと程よくトレンドを散りばめたこのライトブラウンの生地は、今回で取りきりでもう使えないそうなのでその辺も値打ちかと。
ビスポーク由来のトラウザーという事で、選ぶモデルや生地でドレス寄りになり過ぎないよう意識して、マフィア映画に出て来る仕立て屋がサスペンダーで履いてる感じを狙っとります。
ビスポークのドレッシーなエレガンスを感じながら、堅すぎずビンテージなオーラを纏った 山口ストアーらしいトラウザー、ぜひお試しを。
マスターテーラー平野史也によるトラウザーズ専業ブランド Fumiya Hirano THETROUSERS。
英国Savile Row のカッティングをベースに現代に落とし込んだトラウザーズブランド。
国内テーラーで6年間修業を積み、2012 年 渡英。
2013年「ヘンリー・プール」でカッターとして本場の技術やスタイルを習得。 2015年 ロンドンで独立。
2020年に帰国し、西麻布にアトリエ兼店舗「フミヤ ヒラノ ビスポーク」をオープン。
世界的有名な仕立て通りで、仕立て屋が一番良く履いているモデル。
後ろ身頃を贅沢に一枚で取り、ブレイシーズ(サスペンダー)ボタンを取り付けてありボタンタイプのブレイシーズを使用して履いて頂くモデル。
サイドストラップ、フライフロント仕様。
1インプリーツ、2インプリーツを展開。
英国ビスポークの世界では昔から当たり前に存在していたワンピースハイバックトラウザーズ。
既製服では縫製が難しく、国内トップの縫製工場さんと何度もサンプルを製作し、製品に致しました。
ブレイシーズで吊った際に、シルエットの美しさを堪能していただけます。
・Fumiya Hirano THE TROUSERS “Savile Row” col-Lt.Brown size-36,38 55,000円