ヒピハパの創設者である加賀清一さんが、今シーズンから”Jipijapa KAGA DESIGNED”としてブランドを再スタートされました。
以前に勤めていた店から十年以上、大人の遊び心の詰まったヒピハパの服に沢山触れさせて頂いて、今回はじめて展示会に参加させて頂ましたが、ファーストシーズンということもあってか僕の予想よりアイテム数が絞り込まれ、シンプルなデザインのものが多く、加賀さんのより根っこの部分の洋服を提案されているのかな、と感じました。
Jipijapa gingham check shirts size-1,2,3 17,640円
画像ではわかりにくいかもしれませんが、このシャツは襟とカフスがドレスシャツの工場、身頃と袖がワークシャツの工場で縫われていて、いわば縫製工場のクレリックシャツです。
ドレッシーなシャツ生地をヒピハパらしいアイデアでリラックスしたシャツに仕立ててあります。洗い込んだ後が楽しみですね。
下のブルーのシャツ生地は、カジュアルな通常のオッスフォード生地よりも光沢があって、品の良いピンオックス。
Jipijapa pinpoint oxford shirts size-1,2,3 17,640円
jipijapa flannel vest size-1,2,3 24,150円
フランネルの1枚仕立てのベスト。
テーラードなアイテムの絶妙な力の抜き加減が、加賀さんが作られる洋服の真骨頂かな、と勝手に思ってとても気に入っているベストです。
ジーンズや無骨なパンツに相性抜群です。
他の方が書かれたホームページから文章をお借りしますが、jipihapaとはパナマ帽に使う最高級の葦の事。かつて洒落た紳士たちのトレードマークであった帽子。時代は移ってもその紳士たちの志は受け継ぐべき、とネーミングされたそうです。
今回はじめて加賀さんにお会いしました。
もちろん抜群にお洒落な方で、とてもユーモアのある、東京に住んだ事のない僕は、今度お蕎麦屋に連れて行ってもらいたくなるような、”粋な江戸っ子”という言葉がピッタリの方でした。
以前紹介した”HIROSHI TSUBOUCHI”の坪内さんしかり、お洒落な大先輩の商品を取り扱えるのはとても光栄で、”僕もしっかりせな!!”と身が引き締まる思いです。